塀の中のジュリアス・シーザー
2013年 06月 04日
「ベルリン国際映画祭で賞を取ったイタリア映画の上映会があるから見に来ない?」
と誘われ、週末映画観てきました。
塀の中のジュリアス・シーザー
塀の中の懲りない面々 とかいう映画が昔ありましたねー、日本映画で。
その ”塀の中” と同じです。
つまり、刑務所の中のお話。
でもこの映画の何がすごいって、
演じてる役者が実際の囚人ってところ。
役者じゃないんですって、びっくり!
日本じゃありえない。
イタリア、ローマ郊外にあるレビッビア刑務所。
ここでは囚人たちによる演劇実習が定期的に行われていて、
毎年様々な演目を囚人たちが演じて、所内劇場で一般の観客相手にお披露目するそうです。
この映画は、その稽古風景を撮ったもの。
なんだけど、どこからが現実で、どこからがお稽古で、どこからが演技なのか、
不思議な感覚に陥る映画だったな。
そして、演じてる題目は ジュリアス・シーザー
実は私、映画のタイトルも予備知識もないまま観に行ってしまい、
(イタリア映画ってことしか知らずに)
しかも上映ぎりぎりに着いてしまったので、
席について、
映画が始まって、
焦る・・・。
何の映画やったっけ?
まったく意味も分からず、観てしまった。
途中、囚人たちが演技してることはわかったんだけど、
話が難しすぎて全然ストーリーが見えてこない。
さっぱり分かんない。
あの有名なせりふが出てくるまでは。
「ブルータス、お前もか・・・」
あぁ!シェイクスピア!!!
と、わかったものの、
シェイクスピアなんて見たことないので、やっぱりわかんない(笑)
ちょっとぐらい映画を調べておけばよかったな、とちょっと反省。
映画の時間も短いんだけど、それ以上に時間が早く感じる。
それぐらい映画に引き込まれたってことですねー。
不思議な感覚になる映画でしたよ。
興味わいた方ぜひ観てみてくださいな。
でも観る前に、
ちょっとジュリアスシーザーのお話を知っておく事をお勧めします!
そういえば、この上映会の前にこんな講演会もあったんだって。
「罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦」
私は見れなかったんだけど、ちょっと聞いてみたかったな。
イタリアには、
障害のある人、薬物依存になった人、罪を犯した人を、
施設に収容するのではなく地域社会で支え社会復帰を支援しようという取り組みがあるらしい。
そういえば、イタリアには精神科の病院がないんだって。
「自由こそ治療だ!」と、精神科を廃止したらしい。
日本とは、まるで逆な考え方。
日本じゃ、すぐ病院、すぐ施設、だもんね。
そうそう、イタリアには原発もありません。
チェルノブイリの時にすべて廃止したんだって。
まっ、原発大国のフランスから電力を買ってるという現実はありますが・・・。
でもこういう、
ダメなものはやめる!
要らないものはいらない! と、決断しすぐ実行できる国民性は好きだなぁ。
いろんな問題のある国だけど、やっぱりイタリアは面白い。
と思ってしまう。
そうそうそういえば、
去年のイタリア映画祭で見た映画が、もうすぐ神戸でも公開されるみたい。
面白い映画ですよー。
興味ある方ぜひ! これ
と誘われ、週末映画観てきました。
塀の中のジュリアス・シーザー
塀の中の懲りない面々 とかいう映画が昔ありましたねー、日本映画で。
その ”塀の中” と同じです。
つまり、刑務所の中のお話。
でもこの映画の何がすごいって、
演じてる役者が実際の囚人ってところ。
役者じゃないんですって、びっくり!
日本じゃありえない。
イタリア、ローマ郊外にあるレビッビア刑務所。
ここでは囚人たちによる演劇実習が定期的に行われていて、
毎年様々な演目を囚人たちが演じて、所内劇場で一般の観客相手にお披露目するそうです。
この映画は、その稽古風景を撮ったもの。
なんだけど、どこからが現実で、どこからがお稽古で、どこからが演技なのか、
不思議な感覚に陥る映画だったな。
そして、演じてる題目は ジュリアス・シーザー
実は私、映画のタイトルも予備知識もないまま観に行ってしまい、
(イタリア映画ってことしか知らずに)
しかも上映ぎりぎりに着いてしまったので、
席について、
映画が始まって、
焦る・・・。
何の映画やったっけ?
まったく意味も分からず、観てしまった。
途中、囚人たちが演技してることはわかったんだけど、
話が難しすぎて全然ストーリーが見えてこない。
さっぱり分かんない。
あの有名なせりふが出てくるまでは。
「ブルータス、お前もか・・・」
あぁ!シェイクスピア!!!
と、わかったものの、
シェイクスピアなんて見たことないので、やっぱりわかんない(笑)
ちょっとぐらい映画を調べておけばよかったな、とちょっと反省。
映画の時間も短いんだけど、それ以上に時間が早く感じる。
それぐらい映画に引き込まれたってことですねー。
不思議な感覚になる映画でしたよ。
興味わいた方ぜひ観てみてくださいな。
でも観る前に、
ちょっとジュリアスシーザーのお話を知っておく事をお勧めします!
そういえば、この上映会の前にこんな講演会もあったんだって。
「罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦」
私は見れなかったんだけど、ちょっと聞いてみたかったな。
イタリアには、
障害のある人、薬物依存になった人、罪を犯した人を、
施設に収容するのではなく地域社会で支え社会復帰を支援しようという取り組みがあるらしい。
そういえば、イタリアには精神科の病院がないんだって。
「自由こそ治療だ!」と、精神科を廃止したらしい。
日本とは、まるで逆な考え方。
日本じゃ、すぐ病院、すぐ施設、だもんね。
そうそう、イタリアには原発もありません。
チェルノブイリの時にすべて廃止したんだって。
まっ、原発大国のフランスから電力を買ってるという現実はありますが・・・。
でもこういう、
ダメなものはやめる!
要らないものはいらない! と、決断しすぐ実行できる国民性は好きだなぁ。
いろんな問題のある国だけど、やっぱりイタリアは面白い。
と思ってしまう。
そうそうそういえば、
去年のイタリア映画祭で見た映画が、もうすぐ神戸でも公開されるみたい。
面白い映画ですよー。
興味ある方ぜひ! これ
by ilriccio | 2013-06-04 16:59 | イタリアのこと